きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

大事な時計

父ちゃんが唯一大切にしていた時計が無くなって、それに気が付いたのが10日ほど前。
「ここに置いた!ここに置いた!」と何度も何度も言う。
「置いたら あるやろ!」
「絶対にここしか 置いてない!」を言い張る。
それでも、あっちこっち探すが、見つからない。
何時使ったのやら、さっぱり覚えてないくせに、何やらの時使った、けどちゃんとここに置いたと、さも 人が
触って動かしたと言わんばかりにぐちる。
「外に持って行ってないんやったら、何時か出てくるわな」とあきらめさそうとしたが、それから何日も探したらしい。
火曜日老人の温泉行きの日、車の中に温泉グッツを入れた籠を持って行こうと、出してみたら。
なんとその籠に入っていたそうな。
その 温泉グッツは夏休みにビアガーデンに持って行ったままだったのですよ。
もう 半年近くにもなるんです。 それ以後全然使ってなかったのに。
 
とうとうやってきました。 老人ボケか? 痴ほう症の始まりか?
 
魚を外でさばいて、出刃包丁を洗って、まな板を干して、最後にバケツを洗って、
さて 出刃包丁を置いたところが、わからなくなりました。またまた「ここに置いた」、が始まりましたが
この 狭い庭中探しても しれてまっせー。
 
なんと 橋の上に置いてある、植木鉢の上に置いてありましたよ。 はあー
洗って置いて2,3分。
怒りも通り過ぎて、ほっときました。