留袖の行く先
娘の嫁入りに持たせようと、真心を込めて縫い上げたものの、着物は着ないからと全部、置いていきました。
あれから、もう19年着物など着る気はないようですね。
女の子が生まれて、宮参り、七五三、孫はちゃんと着物姿で写真はとるのに、親は着物は着ないですねえ。
それで せっかく作った留袖をなんとか活用しないと、と 思っていたとき、姪が結婚することになり、
相手のお母さんが、着物の着付けの先生だと言うので、持って行かせることにしました。
ようやく 役に立つことが出来ると 寸法直しをしました。
2日間かかって、肩をこらして、出来上がりました。(もう 何年も針を持ってなかったから)
娘に了承を得なくっちゃと 「留袖上げようと思うんだけど、将来主人が叙勲を受けるようなことはないかい?」
娘「ない!ない!」と即答でした。 大笑いしました。