きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

さかのぼって

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9月1日にちょっと旅をした話。網走に行きました。網走といったら「網走監獄」ですよね、明治時代の姿をそのまま残している建物もあり、厳しい生活が想像される展示物も多く残されていて、今は博物館となっていました。北海道の開拓で忘れてはならない人がこの監獄の囚人たちです。まず森を切り開くのも、道を付けるのもこの人たちがやったからこそ今の北海道があるといっても過言ではありません。
一番悲惨なところでバスのガイドさんが説明したのは、素晴らしく広くてずーと続く道路の側に石碑が建っていました。この道を切り開いた時に、飢えと寒さと疲労で作業中に亡くなる者が大勢いたそうで、そんな人は道端に穴を掘ってほり込んでいたそうです。そんな土盛があちらこちらに沢山有ったのを何年か前に舗装をし、広げた際に骨を集めて合同で石碑を建て、慰霊したのだそうです。最近の殺人など罪を犯しても何となく刑が軽く感じてしまうのは私だけでしょうか。当時の獄舎を見学しましたが、到底耐えられるなんてもんじゃないなーと思ったものです。一つ一つ詳しく書きたいけど、言葉が出てこないし、その悲惨さを表現する文章もよう書きませんわ。