きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

信仰心の無い母ですが

生まれてこの方、たった1回だけ心から祈ったことがあります。いや!2度かもしれません。
1度目は心の中で、亡き父に、母が亡くなる前、苦しんで苦しんで、見ていられないときでした。血圧が最高で40くらいになると、すーっと逝きそうになるのです。そしたら医者が飛んできて、注射をすると、すーと上がるんです。すると又苦しみだす。こんな繰り返しの時に、見るに見かねて、祈りました。「早く連れて行って!」と何度も何度も。けれどもだめでした。私は親不孝者でしょうか?
もう1度は、娘が受験の時、初めて善通寺で、頭をさげました。蝋燭と線香は買いませんでした。そのときの受験はだめだったと思います。ろうそくと線香を上げなかったからかな?
私よりもっと信仰心の無いのが、私の母でした。父が死に、家族が次々病気になり、子供4人はあっちこっちに預けられました。そんな時、弘法大師の祭ってある、大師堂が近くにあり、よく当たると言う、占いをしてくれる坊さんに、占ってもらったところ、「家の大黒柱が神様の肩の上にたっているので、お怒りになっている」とのことでした。
「お払いをして、お祭りをしなさい」といわれるので、母は「そんなに偉い神様なら、自分の肩に乗っている柱くらい、取り除けるでしょう」と何もせずに帰ってきたそうです。そんな話を子供の時に聞かされていたので、神様や仏様は頼みごとをしてもだめだと、子供心にしっかり植えつけられたのでした。
だから、台風や天災は弘法大師と無関係ですよ ハハハハ・・・・・・・・。
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