きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

久しぶりの涙

最近 涙を流すという感情が無くなっていました。
昨日テレビで東日本震災の番組をしているのを見ました。
じっくり一時間物の番組を見る事はないのに、
最後まで見てしまい、涙が出て止まりませんでした。
イメージ 1

風の電話という電話ボックスです。
震災で亡くなった人に電話をするのですが、
受話器の線は何処にもつながっていません。
ダイヤルをまわし、じーっと受話器を耳に当て、時が止まります。
そして、静かに立ち去る人。
短く「お父さん元気ですか?」と話しかける人。
次々にやって来ます。
最後に17歳の男の子、遠くからやって来てました。
お父さんが長距離トラックで、この地を走っている時、災害に巻き込まれて亡くなったそうで、兄弟3人をお母さんが育てていることを、話していました。
泣きながら
それからしばらくたったある日、家族でまたこのボックスにやって来て、一人ひとり、
ボックスの中でお父さんに話しかけていましたが、一番下の弟が、初めて泣いているのを、見たと。
ずーっと、泣くのを我慢してたそうです。お母さんを悲しませないためだと。

もうこの辺から私の涙が止まらなくなりました。
こうして、書きながらも涙が出てしまいます。

終わりにします。