きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

刺激的な一日

ちぎり絵教室です。2,3年やめていた人が、また続けたいとやってきてくれました。まじめ人間と言うか、几帳面すぎると言うような人でした。ご主人を亡くされたあと、体調を崩していてどうしても続けられなかったようでしたが、突然帰ってきてくれたのです。80歳近いかな?手土産に塩キャラメルを持って、「まあーわざわざ宇多津まで買いにいったの?」「今宇多津に住んでます、施設に入っているんですよ」とさらっと言いましたので、びっくりしましたが、自分で何も出来なくなったし、子供たちはそれぞれに家を持ち、帰ってこないので。ということです。施設では話し相手がないのでと(周りは認知症ばかり?)タクシーで駅まで、電車に乗って(初めてだとか)駅から教室まで歩いて。感激しました。よく来てくれたと。
そのあと、しばらくして、その横に座っていた人が、音もなくすーと見えなくなったのです。私が話しかけてるのに返事もなく、机の下に和紙でも落として拾っているのかと思ったら、そのまま崩れるように、横になってしまったので、救急車を呼び病院へ搬送されました。
夕方本人から元気な声で電話があり、頭も検査しましたが大丈夫でしたとのことで、やれやれでした。
とても恐縮してましたが、よかった!よかった!75歳です。