きさらぎ日記

気の向くままにあれこれ

引きずっている

親不知子不知の歌詞、日本海の荒海を見てきまして、また読み返しています。
長い 詩ですが、書いてみましょう
 
荒磯(あらそ)の岩かげに 苔むした 地蔵が
かすむ沖を じっと見つめている
 
子を呼ぶ母の 子を呼ぶ母の 叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の 母を呼ぶ子の すすり泣きが 聞こえぬか
 
子を呼ぶ母の 子を呼ぶ母の 叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の 母を呼ぶ子の すすり泣きが 聞こえぬか
 
旅に病む 父親の元へと 心を急がせた 母と子に
北冥の 怒涛が グワッとツメを立て
次々に 次々に 二つの悲しき命を 奪いさったという
怒涛は 何を怒ったのか その怒りをなにゆえに
かなしき母と子に向けたのか
 
子を呼ぶ母の 子を呼ぶ母の 叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の 母を呼ぶ子の すすり泣きが聞こえぬか
 
かなしき人を さらに悲しみで 追い打ちをする 人生というか
悲劇に向かって 悲劇に向かって 挑む者を 挑む者を
ああ 運命の神は 憎むか
 
かもめは鳴きつつ 飛び交い
海を潜り 波を滑る
かもめの歌の かなしきよ
じっと見つめる 苔むした地蔵も 夕暮れる
 
親しらず 子しらずの 沖も茫々 夕暮れる
 
私は能登の 荒海を見てきただけで、日本海の暗さを知りました。
瀬戸内海を初めて見た人が、これって池?って言ったのを
思い出しました。
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この後ろ姿は誰でしょう